逆子の灸

当院は10年以上逆子の妊婦さんと向き合ってきた鍼灸院です。

突然産婦人科で逆子(骨盤位)と告げられ驚いたと思います。
きっとWEBで検索したりして解決策を探したりされたと思います。
ではなぜ逆子になるのか?ほとんどは原因不明ですがなりやすい要因として

1、子宮筋腫
2、子宮腔の形態異常
3、前置胎盤・低置胎盤・狭骨盤
4、羊水の量

など言われます。しかし、全ての方が同じではありません。
同じ条件を持たれていても逆子ではない事も多いのが現状です。

逆子(骨盤位)にはこの様なデータもあります。

週数による減少率

骨盤位の頻度は妊娠週数が進むに従って減少し、妊娠16~23 週では45%、24~27 週では34%、28~31 週で17%、32~35 週で9%、分娩時には全分娩の3~5%となる。

参考文献:1) 岡井 崇,綾部 琢哉(編).標準産科婦人科学.第4 版.東京.医学書院.2011:513‐4.
2) 南山堂医学大辞典CD-ROM.プロメディカ.2007

大切な事は逆子は病気ではなくあくまで自然に起こって自然に減っていくものだと言う事です。
ただし残念ながら全ての方が戻ると言う事ではありません。

その中で東洋医学では何ができるのか?古来から行われている方法がございます。
そしてそれを一歩進める形で医師によるこのようなデータもございます。

医師による逆子の鍼灸施術比較対象報告

1950 年に東洋医学を学んだ産婦人科医の石野信安が、胎児の骨盤位矯正として、三陰交に施灸した
ところ、80%が矯正したと報告した
参考文献:中村 辰三.お灸入門.第1 版.東京.医歯薬出版.2009:3

1987 年に、林田和郎(はやしだ産婦人科医院院長)が難産の灸治療法を応用して、至陰の灸と三陰交の灸頭鍼を行い、584 例の逆子鍼灸治療で89.9%の回転率であったことを報告
参考文献:林田 和郎.東洋医学的方法による胎位矯正法.東邦医会誌.1987;34(2):196-206.

ここで出てくる「三陰交」と「至陰」が主な主要穴です。

逆子のお灸がなぜ有効なのか?

子宮動脈の血管抵抗指数(RI)を比較すると、矯正された群のRI が低下する。このことから子宮筋の緊張が低下し、その結果、子宮動脈の血管抵抗が低下
参考文献:高橋佳代らによる骨盤位矯正における温灸刺激の効果について、東京女子医大雑、1995;65:801-807.

このことから2つの事が考察できます。

①子宮動脈の血流量の増加
②子宮筋の緊張低下から赤ちゃんの動くためのスペースがうまれる。

実際に施術中の自覚症状として「胎動の増加」や「腹部・足の温かさ」を感じる方も多いです。

料金

初検
2,500円(税別)

2回目以降
2,000円(税別)

Q&A

【Q】妊娠何週ぐらいまでにお灸をすると良いですか??

【A】逆子施術は妊娠週数28週~32週までにする事をお勧めします。その後も可能ですが34週を過ぎるとガクッと落ちてしまいます。当院では安全性の観点から最高で36週までとさせて頂いています。

【Q】自宅でお灸してもいいですか?

【A】はい、出来る方は自宅でもして下さい。既にしていると言う方も正しいツボの位置にお灸をする事が重要です。ご希望の方にはお灸指導もさせて頂きます。

【Q】一度戻った赤ちゃんがまた逆子になると言う事はありますか?

【A】少数ですが残念ながら何度も繰り返す方もいています。また、エコーから数日経っていて戻っている可能性がある場合、施術を受ける事でまた逆子になる可能性を心配されるかたもいています。赤ちゃんの位置にもよりますが触診である程度判断できると思います。

【Q】週に何回ぐらい通えばいいですか?

【A】週1~2回の通院をお勧めしています。

【Q】鍼は使いますか?

【A】基本的にはお灸のみの施術になりますが、お体の状態に合わせて『灸頭鍼』や鍼施術をすることもございます。
  ※灸頭鍼:鍼を刺した後に、その上にお灸をのせる技法です。

【Q】保険はききますか?

【A】申し訳ございませんが、自費料金になります。